不動産が大好きで大家さんになりたかった私は、あるとき新築以来一度もメンテナンスされたことがないと思われる「ボロボロ」の物件を目にしました。オーナーさんが熱心な方ではなかったため入居率が極端に低い「ガラガラ」物件でもありました。そういう物件を見て、「かわいそうに・・・」と思ったのです。育児放棄という言葉がありますが、不動産の場合は「管理放棄」です。

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（磨けば光る良い物件なのに、もったいないな～）

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と思った私は、そういう物件を購入し、自ら修繕することにしました。

外壁を塗装し室内をリフォームしたところ、みるみるうちに入居が進み、やがて満室になりました。

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（このアパートが悪いわけではなく、管理放棄していたオーナーの力量が問題だったんだ）

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と気付いた私は「ボロボロ」「ガラガラ」の収益物件に特化して、その再生を専業で行うことにしました。社名である「リプロ」は、「再生」を意味する「リ・プロダクション」に由来します。これまで手がけた物件は数十棟に上りますが、例外なく全ての物件が「ガラガラ」を脱して満室になっています。賃貸不動産はよほどのことがなければ、大家さんの戦略と情熱によって再生できると確信しています。

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